weekly Food104 Magazine 2009年5月20日号

メルマガバックナンバー

weekly Food104 Magazine 2009年5月20日号
● 日本外食ニュース
● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報
● 食ビジネスニュースリリース
● 王利彰のレストランチェック

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ほっこり和食 莫莫居 鶯 (ばくばくきょ うぐいす)
東京都豊島区西池袋1-18-1 五光ビルB1
電話  :03-3987-0085
メール :info@bakubakukyo.com
地図  :http://www.bakubakukyo.com/shop.html
営業時間:年中無休(年末年始以外)
ランチ  月~日 11:30~15:00
ディナー 月~土 17:30~24:00
日・祝 17:30~23:30
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● 日本外食ニュース ———————————————-■□

■ やわらかガム若者つかむ ロッテ 「フィッツ」5割増産、想定外の売れ行き
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)
http://lotte-fits.jp/cm.html

ロッテはガムの新製品「フィッツ(Fit’s)」シリーズの生産能力を夏までに
5割高めることを決めた。3月下旬に三種類の味で発売したばかり。

■ 精養軒、8年ぶり出店、東京・目黒の東工大、リストラが一巡
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.seiyoken.co.jp/

老舗洋食店の精養軒が27日、約8年ぶりに新店を出す。不採算店の整理が一巡
したため、これまで手薄だった地域を中心に店舗網の拡大に乗り出す。東急目
黒線大岡山駅前に26日に開館する東京工業大学の施設の2階で、店名は「ROYAL
BLUE精養軒」。店舗面積は約165平方メートル、客席は85席。同施設には400人
を収容するホールなどがあり、同窓生や教職員の利用を見込める。

■ アークランド、「かつや」初の値下げ、一部商品、期間限定で2割
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=3085&NewsItemID=
20090515NRS0137&type=2
http://www.arclandservice.co.jp/

カツ丼の「かつや」を展開するアークランドサービスは22日から、同社では初
めて一部商品の値下げに踏み切る。期間限定で値下げ幅は2割。牛丼チェーン
などが低価格戦略を打ち出す中、割安感を打ち出すことで顧客のつなぎとめを
狙う。

■ 王将フード、純利益、今期12%増、4期連続で最高益更新へ
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)
http://money.jp.msn.com/investor/stock/news/newsarticle.aspx?ac=
T1046564&cc=12&nt=01
http://www.ohsho.co.jp/

王将フードサービスは2010年3月期の連結純利益が前期比12%増の36億円になる
見通しだと発表した。既存店売上高は、客数増などで6.9%増となった前期の水
準を上回る見込み。景気後退で消費が低迷するなか、四期連続で過去最高益を
更新できると見ている。

■ 家族亭、「得得製麺」をFC展開
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)
http://kazokutei.co.jp/ir.html

うどん・そば店を展開する家族亭は、セルフ式うどん店「得得製麺」のフラン
チャイズチェーン(FC)展開を始める。2009年12月期に10店程度開く計画。得
得製麺の客単価は500円前後で同社の主力業態より300円程度安い。消費者の節
約意識にかなうとみて、FCを活用して店舗網の拡大を急ぐ。

■ 松屋フーズ、今期出店4割増50店、駅前繁華街を中心に
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=9887&NewsItemID=
20090515NRS0139&type=2
http://www.matsuyafoods.co.jp/ir/press.pl5

松屋フーズは2010年3月期に、前の期より4割多い50店を出店する。約9割が駅
前繁華街の立地となる見込み。個人経営の飲食店の撤退による空き物件の増加
や家賃の低下で出店環境が改善したことから、店舗網拡大に拍車をかける。

■ サントリー、糖類ゼロの缶酎ハイ発売
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10422.html

サントリー酒類は糖類ゼロの缶酎ハイ「カロリ。ゼログリーン」を6月23日に
発売する。糖類やカロリーなどを抑えた機能性の缶酎ハイは消費者の健康志向
の高まりから販売量が急拡大している。カロリブランドはカロリーを抑えたの
が特徴で、若い女性の人気が高い。

■ 1万2,000円で2万円分商品券、マクドナルドが販売
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090513AT1D1307M13052009.html
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090514/1026174/

日本マクドナルドは15日から期間限定で1万2,000円の商品券を販売する。定額
給付金と同額の商品券でハンバーガー類のセットや飲み物など約2万円分の商
品を購入できる。販売期間は7月末までの予定で、各店で売り切れ次第終了す
る。

■ 飲食業調査から(1)M&A・提携――「買い時」に買い手なく
2009/05/15 日経MJ(流通新聞)

M&A(合併・買収)や同業との資本提携について、外食企業の慎重姿勢が続い
ている。今回の飲食業調査では、「同業態他社のM&A」を2008年度までに実施
したと答えた企業は8.3%で、8.9%だった07年度に続き低い水準に。激しい競合
下で過去の案件の成果を出せない企業が多いなか、年度後半には景気が悪化し
買い手がいなくなったというのが実情だ。

【表】2008年度の外食業界におけるM&Aなどの動き

2008年 5月 UCC上島珈琲、珈琲館(東京・千代田)の子会社化発表
ポッカコーポレーション、喫茶店運営のコメダ(名古屋市)に出資
6月ダイヤモンドダイニング、外食店運営のサンプール(東京・新宿)を買収
8月 ゼンショー、カッパ・クリエイトと提携解消
吉野家ホールディングス、どんを連結子会社化
9月 あきんどスシロー、ユニゾン・キャピタル傘下の投資会社によるTOBを受
け、非上場化すると発表
10月 ゼンショー、和食レストランの華屋与兵衛を買収
LEOCのMBOが成立
11月 ワタミ、サントリーからの追加出資受け入れを発表

2009年 2月 ダイヤモンドダイニング、ラディアホールディングス(旧グッド
ウィル・グループ)から飲食店運営のフードスコープ(東京・渋谷)の外食事
業を買収
3月 吉野家ホールディングス、中華宅配の上海エクスプレスをジェーシー・コ
ムサに譲渡
際コーポレーション(東京・目黒)が康和食産(東京・練馬)からラーメン店
事業を買収
酒販卸の阪神酒販(神戸市)が4月にアスラポート・ダイニングを買収すると
発表

■ この人あの組織―和歌山県、鮎養殖漁業協同組合(食材最前鮮)
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=8060
http://ayuichi.ocnk.net/page/36

代表的な初夏の淡水魚のアユ。水資源に恵まれた和歌山県ではアユ養殖が盛ん
で昨年は1,243トンを県内外に出荷、4年連続で生産量日本一を記録した。県内
の養殖業者でつくる和歌山県鮎養殖漁業協同組合は「紀州仕立て鮎」のブラン
ドで天然物により近い風味を目指して生産に取り組んでいる。

■ 高機能野菜、すくすく育つ、小売りに拡販、家庭向け苗も
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://www.wgc-jp.com/wgc_member/0409_enoki_kochi.html
http://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/company/c_food3.html
http://www.kagome.co.jp/news/2007/071205.html
http://www.delmonte.co.jp/garden/grow/v_product/pro_ken_tomato.html
http://www.a-a-j.co.jp/

カルシウムの多いエノキダケなど、栄養価の高さを売りにした高機能野菜が販
売を伸ばしている。消費者の健康志向の高まりを背景に従来の業務用から小売
りへ販路拡大を狙う商品も出てきた。家庭菜園向けでも高栄養野菜は登場して
いる。

高知県室戸沖の海洋深層水を使って栽培するエノキダケ「極み逸品 高知えの
き茸」。カゴメが手掛ける「高リコピントマト」
日本デルモンテ(東京・港)「カロテンリッチトマト」「リコピンリッチトマ
ト」
アグリアシストジャパン「チャムスル」

■ 松山の組合、ブルーベリー5割増産、福祉法人が出荷協力
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://comono.exblog.jp/5993259/
http://www.himegin.co.jp/stockholder/news/2009/20090424_1.html

【松山】えひめブルーベリー出荷組合(松山市、石井巌理事長)は2009年のブ
ルーベリーの出荷量を50トン超と、08年に比べて5割以上増やす。国産品の需
要増に対応。出荷量の増加で出荷作業の人員確保が課題になり、愛媛銀行の仲
介で、障害者の自立支援を進める社会福祉法人の泰斗福祉会(松山市)と出荷
作業の協力に関する連携協定を結んだ。

■ 北海道のアグリシステム、石臼使い製粉業進出
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://www.hkd.meti.go.jp/hokij/nsh_guide/report.pdf

【釧路】農産物卸や有機栽培指導のアグリシステム(北海道芽室町、伊藤英信
社長)は製粉事業に進出し、5月末から生産を始める。十勝地方を中心とした
契約農家が栽培した道産小麦を、栄養価を損ないにくい石臼で製粉するのが特
徴。3年後をメドに石臼製粉では国内最大規模の年産2,400トンを目指す。

■ 兵庫県、有機農地6倍に、07年度比、18年度向け計画
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000125614.pdf

兵庫県は環境負荷の少ない農業を目指す「環境創造型農業推進計画」(2009~
18年度)を策定した。有機農業の耕作面積を六倍(07年度比)に拡大。15年度
に環境創造型農業の推進組織を対象の全市町(34市町)に拡大する方針。

■ 中国産玄ソバ、卸値の下落一服
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)

ソバ粉の原料になる中国産玄ソバ(ソバの実)の卸値下落が一服している。現
在の卸値は45キロ3,300円前後(東京地区)。直近の高値から18%下がった後は
同値圏が続く。国内の需要不振を背景に商社が輸入を抑制したため、在庫調整
が一巡しつつある。

■ 飲食業調査から(2)環境対策―リサイクル率目標に遠く
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)

外食産業の環境対策は一進一退の状況が続いている。今回の調査では廃棄食材
のリサイクルにいまだ手つかずの企業が多く、使い捨て容器の見直しなどに着
手している企業数も、前回調査からほぼ横ばいにとどまった。事業規模や取扱
商品といった業界特有の事情も背景にはあるが、環境への配慮は時代の趨勢
(すうせい)でもある。一部企業の取り組みが、果たして他社の先例となりう
るのか。

■ 新型インフル巡るJFの対応―かじ取り役、より迅速な判断を(ふーど記)
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://www.jfnet.or.jp/images/online/inful_koukei06.pdf

日本フードサービス協会(JF)が5月8日、2009年度の通常総会記念パーティー
を開いた。冒頭のあいさつで田沼千秋会長は、世界で感染が拡大している新型
インフルエンザ問題で「豚肉は安全」と早期から言い続けた来賓の石破茂農水
相に謝辞を述べるとともに、マスコミに対し「事実に基づく冷静な報道をお願
いしたい」とくぎを刺した。

■ コロワイド、郊外の居酒屋や中華料理店、ハンバーグ店に転換
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://www.colowide.co.jp/brand/brand.php?brand_no=130

居酒屋チェーンのコロワイド東日本(神奈川県横浜市)はハンバーグ専門店の
多店舗化に乗り出す。埼玉県さいたま市の一号店を改装オープンしたのに続き
まず6月までに神奈川県に2店出す。主力のハンバーグメニューの値ごろ感を打
ち出し、家族客の取り込みを図る。飲酒運転の厳罰化に伴い経営環境が厳しく
なっている、郊外の居酒屋業態からの転換を中心に店舗網を広げる。

■ モスフード、9期ぶり店舗純増へ、今期出店61、閉鎖45
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://www.mos.co.jp/company/ir/library/release/
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20090512/1026104/
http://www.ryutsuu.biz/accounts/b051107.html

モスフードサービスの2010年3月期の新設店の数が、9期ぶりに閉鎖店を上回る
ことになりそうだ。同社は近年、経営効率の改善を目指し、不採算店の閉鎖と
改装による既存店の活性化に取り組んできた。09年3月期決算は昨冬発売の
「とびきりシリーズ」などが好調で、営業利益が前の期の2.3倍と大幅に伸び
たことから、再び積極出店に転じる。

■ ゼンショー、351店出店、「すき家」中心、今期も積極展開
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://www.gaisyoku.biz/pages/news/news_details.cfm/2196
http://www.zensho.co.jp/jp/news/ir/index.html

ゼンショーは2010年3月期に351店を出店する。新規出店は前期より54店減るも
のの、高水準を維持する。出店の大半が牛丼店の「すき家」で、前期中に国内
店舗数を逆転した「吉野家」を突き放す。

■ トリドール、倍増600店、セルフ式うどん店中心、路面店軸に3年で
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://www.toridoll.com/company/ir/index.html
http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=3397&NewsItemID=
20090513NRS0001&type=2

トリドールは2012年3月期までに、店舗数を現在の2倍の約600店に増やす。10
年同期から3年間、年百店超の出店を続ける。同社は低価格を強みとする主力
のセルフうどん店「丸亀製麺」が好調。外食各社が出店を控え、不動産賃料が
下落している郊外を中心に商圏を広げる。

■ マルサンアイ、“高級”豆乳販売、静岡県以東でも
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://brog.tsu-milknet.com/?cid=14205
http://www.marusanai.co.jp/hitotsuue/products/index.html

【名古屋】豆乳大手のマルサンアイは品質や包装で高級感を出した新製品「ひ
とつ上の豆乳」シリーズの販売を強化する。静岡県以西に限ってきた販売地域
を9月に全国に拡大。最重要商品と位置づけて広告宣伝活動も強化する。

■ 生クリームの中沢フーズ、PRへ都内にカフェ、デザート提供、営業1年間
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://www.mylifenote.net/001/naka.html
http://www.nakazawa.co.jp/

業務用乳製品メーカーの中沢フーズ(東京・港、中沢康浩社長)は18日、生ク
リームを利用したデザートなどを販売する「中沢プロモーションカフェ・フル
ーゼハウン」を開業する。1年間の期間限定。業務用で使用されることが多い
同社の生クリームなどの品質を一般消費者に認知してもらう狙い。

■ リンガーハット、ちゃんぽんを「冷やし」で提供
2009/05/18 日経MJ(流通新聞)
http://blogs.yahoo.co.jp/jf1yho/58014444.html
http://fastfood.blog83.fc2.com/blog-entry-4372.html

リンガーハットは冷製メニューの「冷やしちゃんぽん」を18日に発売する。ち
ゃんぽんは夏場に売り上げが落ちる傾向があることから、季節感を出して底上
げを狙う。

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● 海外レストランNEWS 韓国レストラン情報 ————————■□

■ 韓国「2008年 外食マーケット まとめ その8 アイスクーリム業界」

1)アイスクーリム業界
2008年度のアイスクリーム業界は、複合休憩空間としてのカフェスタイル「マ
ルチデザートカフェ型」がトレンドとなった1年であった。特に各チェーンは
コーヒーやワップルなど、アイスクリーム以外のメニューも取り入れ、他業態
との壁は崩しつつある。また、海外に70店舗を展開しているレットマンゴをは
じめ、国内アイスクリームチェーンによる海外進出が盛んとなった。その進出
先の国では、米国、シンガポール、フィリピン、タイなどがある。一方で、競
争力の無いチェーンは業界から姿を消しており、アイスクリーム業界の図鑑が
明確になった。

アイスクリーム業界主要ブランドの店舗数 (単位:億ウォン)
店舗数
ブランド名 会社名   07年  08年 07vs08(%)
Red Mango (株)レットマンゴ – 65   -
Baskin Robbins 31(株)BRコリア     650 720   10.8
Cold Stone Creamery(株)CJフードヴィル 10 31 210.0
Purely Decadent (株)Decadent コリア 14 27 92.9
計 674 843

出所: 韓国の月刊食堂「月刊食堂」、2009年2月号をもとに筆者作成

1)Red Mango:積極的な海外事業展開に比べ、昨年の国内店舗は65店に止まった。
米国の店舗は4店増加の50店舗、タイでは20店、シンガポールとフィリピンに
は各1店舗ずつ出店させた。2009年の上半期には南アフリカ共和国とトルコに
進出予定である。アイスクリームだけではなく、メニューのバリエーションを
広げるためにセットメニューを増やしている。特に注文を受けてから生のフル
ーツをトッピングして提供することで新鮮さをアピールしている。同チェーン
では、夫々の顧客層別に細分化されたかつ異なるプロモーションを掛けている。

例えば、10代の顧客をターゲットに携帯通信社とゲーム会社とのタイアップを
締結したり、30代の顧客層をターゲットとしてクレジットカード会社と提携し
顧客確保に力を入れている。昨年末には既存店をレベルアップしてリニューア
ルオープンした新ブランド[レッドマンゴRAW]をソウル江南にあるCOAX Mall
内にオープンさせた。出店戦略としては、1つの店舗の中に2つの店舗を出店す
るショップ・イン・ショップ(shop in shop)のタイプを取っている。

2)Baskin Robbins 31:対比前年10.8%増加の720店で業界一位を固守している。
既存店をバージョンアップしてアイスクリーム・ケーキ専門店「Cafe31」を開
店した。ところが、既存店よりも価格が上昇したことで顧客からの苦情が相次
いだという。そこで、顧客が自由にオーダーできる「my only cake」を出仕す
ることで、顧客満足度を引き上げるとともに、苦情の解消につながった。

同チェーンでは、顧客の参与度を引き上げるためにリピート顧客向けの様々な
イベントやキャンペーンを実施している。たとえば、アイスクリーム・ケーキ
のセットメニューを購入する顧客にはドリンク2杯を1,000ウォンで提供したり
プレミアムデザートアイスクリーム「シュ&ロール」を贈呈するなど、多様な
プロモーションを繰り広げている。また、ベリ類を健康コンセプトとしたフル
ーツのハードラックヨーグルト製品は20代女性に高い支持を得ている。

3)Cold Stone Creamery:対比前年210%増加の31店舗を出店させた。アメリカ
スタイルに韓国人の嗜好にアレンジした見地化を通じての立地を固めつつある。
昨年末には、プサンとキョンナム地域への市場拡大を図るためにプサンに1号
店を出店した。そして、今年度はより加盟事業を拡大させるために、地方を中
心に50の加盟店舗を出店する計画である。昨年から導入されたストアーマネジ
ャーないし店主を対象とする「再教育システム」は、顧客サービス質を大きく
向上させたと評判となった。また、健康をコンセプトしたフレッシュなフルー
ツ・アイスクリーム(ストロベリーバナナ・ランデブー・アイスクリーム)は、
売上高の10%を占めるほど人気を集めた。フィラデルフィアチーズ、アール・
グレイ(紅茶)、ザクロの実、のような食材料の高級化・多様化を図りながら、
新メニュー開発にも積極的に取り入れている。

4)Purely Decadent:対比前年92.9%増加の27店舗で、業界内の競争が激しさを
増している中、昨年の売上高は39億ウォンを達成した。店舗あたりの売上高は
15%から30%近いほど上昇した結果となった。2005年にヨーロピーオン・デザー
トカフェをコンセプトとして1号店を出店した以来、オーガニック・アイスク
リーム&カフェ専門店として順調な成長ぶりを見せてきた。同チェーンでは、
価格競争力をもつプレミアムコーヒー15種類以上を提供していることで、アイ
スクリームとの売上高の割合は半々である。また、健康に気を使った健康志向
製品開発に力を入れ、無メラニン、Non-GMO、無化学添加物・無色素、無トラ
ンスファット・無コレステロール、乳脂肪など、オーガニック・アイスクリー
ムとしてアピールしている。今年も引き続き、オーガニック・アイスクリーム
の品質改善とともに50店の新規出店で90億ウォンの売上高を目標とする。

李美花
筆者略歴
韓国出身。
長安大学日本語科卒業
ソウル首都料理専門学院で和食と韓国料理の調理師資格取得。
草堂大学調理科学科にて外食経営を学び、卒業。
2004年4月に日本に留学し、立教大学ビジネスデザイン研究科(MBAコース)
入学。
2006年3月同校卒業。経営学修士。
2006年4月立教大学経営学研究科博士課程後期入学、
米日韓におけるフランチャイズ・システムをテーマに博士号取得を目指して
いる。
その他、日本では「飲食店経営」執筆した。韓国では「外食経営」等に執筆し
現在は韓国フランチャイズ雑誌Business & Franchiseに日本のフランチャイズ
企業動向を執筆中。
学業の傍ら、韓国外食企業の研究や交流もしている。韓国進出を計画なさる方
は是非ご相談ください。
筆者連絡先 mihwalee@hotmail.com

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● 食ビジネスニュースリリース —————————-■□

■ 糖類不使用・果汁50%のチューハイに期間限定フレーバー登場

宝酒造株式会社は、果汁50%の“TaKaRa「おいしいチューハイ」”シリーズか
ら、期間限定フレーバー「マンゴーミックス」を、5/19より全国で新発売。ア
ルコール分は4%、350ml缶入りで、参考小売価格は160円(消費税抜き)です。

今回新発売する“TaKaRa「おいしいチューハイ」「マンゴーミックス」”は、
一昨年に期間限定で発売し、大変好評をいただいたフレーバーです。マンゴー
にぶどうとりんごを絶妙にブレンドすることにより、マンゴーの濃厚な香りは
そのままに、初夏らしく爽やかな味わいに仕上げました。糖類不使用・微炭酸
なので、高果汁でもスッキリとした爽快な味わいがお楽しみいただけます。さ
らに果汁感を追求するために、マンゴーピューレ―を配合し、果実本来の自然
な甘みとトロリとした食感を実現しています。

当社では、“TaKaRa「おいしいチューハイ」”シリーズに、期間限定フレーバ
ーを加えることで、話題性を喚起するとともに、ブランドの活性化を図ります。

○この件に関するお問い合わせ先:宝酒造株式会社 広報課
TEL 075-241-5122(ダイヤルイン)  TEL 03-3278-8460(ダイヤルイン)

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200904302574
株式会社共同通信PRワイヤー

■ 2009年3月期 連結業績予想および配当予想の修正について

日本製粉(株)は、2009年5月8日開催の取締役会において、2008年5月15日に公
表した連結業績予想および配当予想につきまして、下記のとおり修正すること
を決議いたしましたのでお知らせいたします。

1.業績予想の修正
通期の業績予想につきましては、グル-プ各社を含め、あらゆるコストの削減
に努めたこと、また、副製品であるふすまの販売価格が堅調に推移したこと等
から、営業利益、経常利益、当期純利益とも前回予想を上回る見込みでありま
す。

2.配当予想の修正
当社の配当政策は、企業体質の強化および今後の事業展開を考慮し、内部留保
に意を用い、安定的かつ継続的な配当の維持を基本としておりますが、株主の
皆様に対する差益還元も重要な経営目標のひとつと考えております。当社は、
本年オ-マイ(株)合併20周年を迎えます。これもひとえに株主の皆様をはじめ
関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆
様の日頃のご支援に報いるため、2009年3月期の期末配当金を、1株につき普通
配当3円50銭に記念配当1円を加え4円50銭とし、年間1株当たり8円といたします。

上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分
に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により上記
予想と異なる可能性があります。

詳しい修正内容は当社ホームページをご覧ください。
http://www.nippn.co.jp/newsrelease/2009/090508343.html

○この件に関するお問い合わせ先:
日本製粉株式会社 企画部広報グル-プ 森住康男
TEL:03-3350-3900 FAX:03-3350-2329

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905072641
株式会社共同通信PRワイヤー

■ プライベートブランドとOEMにフォーカスした注目の展示会 今秋開催決定

社団法人日本能率協会は、2009年11月18日(水)~20日(金)の3日間、東京
ビッグサイト(有明・東京国際展示場)において、プライベートブランド
(PB)の開発とOEMに焦点を絞ったトレードショー「第1回PB開発展」を開催す
る。

消費者が“モノ”に求める要求レベルが年々上がり、また、昨秋以降の経済環
境の世界的な悪化に伴って生活防衛意識が高まるなか、小売業・流通業・メー
カーとも、消費者志向の商品開発がこれまで以上に求められている。このよう
な状況を受け、現在、小売業や大手卸売業はPBの開発と販売を急拡大しており
メーカーもその対応や戦略に追われている。拡大する市場の中では、価格訴求
型商品だけではなく、高品質で付加価値の高いオリジナル商品も他社との差別
化を図る戦略として注目され始め、PBは「エンドユーザーに近いところからの
商品開発」という新たな意味での市民権を得ようとしている。加えて、メーカ
ー同士による生産力や生産技術力の相互有効活用としてのOEM方式も経営を支
える有効手段となっている。

このような認識のもと、JMAでは経済・産業・企業活動を刺激するテーマとし
て、急速に拡大するPB市場に呼応した展示会を開催する。本展は、小売業・流
通業とメーカーの共栄を目的に、PB開発やOEM供給を提案するメーカーと、ビ
ジネスパートナーを求める流通業や生産協力先を求めるメーカーが出会い、商
談する場として企図している。同時開催のセミナーでは今後のPB・OEMが向か
うべき方向性、社会的意義などをテーマに業界への提案も行う予定。

出展対象は、食品・飲料、日用品、ヘルス&ビューティーケア品のPB供給や
OEMを提案できるメーカーおよびPB開発に関連するハード・ソフトを紹介でき
る企業。来場対象は、小売、卸、メーカーの商品開発、商品企画、購買分野を
想定している。また、本展はアジアからの出展促進を目指し、国内出展者ゾー
ンとして「PB・OEMジャパン(PB・OEM Japan)」、海外出展者ゾーンとして
「アジアフード(Asia Foods)」と「アジアコモディティ(Asia Commodities
)」の合計3つのゾーンで展示構成を計画している。

現在、国内外から出展企業を募集しており、申込締め切りは2009年9月4日(金)
までとなっている。詳細はホームページ( http://www.jma.or.jp/pb )にて
順次公開の予定。

○名称:第1回 PB開発展(ピービーカイハツテン)
会期:2009年11月18日(水) ~11月20日(金) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場)
主催:社団法人日本能率協会
予定展示規模:100社/200小間
予定入場者数:約10,000名(専門家のみ)
出展料金(1小間):378,000円(税込) 主催者会員は346,500円(税込)
※1小間:間口3.0m×奥行き3.0m×高さ2.7m
出展申込期限:2009年9月4日(金)

○この件に関するお問い合わせ先:社団法人日本能率協会PB開発事務局
水沼 勉、吉田 正  TEL:03-3434-1988

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905112723
株式会社共同通信PRワイヤー

■ 「ファーストフード」に関するモバイルリサーチを実施

株式会社 medibaは、自社が保有するリサーチ専用会員を対象に、「ファー
ストフード」に関するモバイルリサーチを実施しました。

調査方法:mediba 保有会員(au携帯電話ユーザー)に対してモバイルで調査
調査対象:過去1ヵ月以内のファーストフード店を利用したことのある人でか
つ、東京都23区内に在住の学生・会社員・専業主婦
調査目的:本調査の目的は以下の2点である。
1.クーポン券を利用しての購入が日常化する中、モバイルでのクーポン利用状
況を明らかにする
2.ファーストフード3社が昨年発売した、高付加価値ハンバーガーの食事経験
食事意向を明らかにする
調査地域:東京都23区。地域を6つに分類した。
調査期間:2009年4月15日~17日
有効回答数:750人

○「ファーストフード」に関する調査および結果要約

1.ファーストフードを選択する理由と利用頻度
ファーストフードを選択する理由の上位3つは、「値段が安い」、「店舗の立
地の良さ」、「クーポンが利用できる」である。

特に男性・15~19歳で「値段が安い」や「ボリューム感がある」が、女性・15
~19歳で「値段が安い」や「クーポンが利用できる」の項目でそれぞれ平均値
を上回っていることが特徴的である。

各ファーストフード店で月2回以上利用している人の割合は、マクドナルドが
最も多く、57.9%。次いでミスタードーナツ(12.4%)、モスバーガー(8.8%)
と続いている。

2.ケータイクーポン利用経験有無と利用ファーストフード
ファーストフードでのケータイクーポン券を利用したことある人の割合は82.4
%。ケータイクーポン利用経験者がケータイクーポンを利用した店舗はマクド
ナルド97.1%、続いてケンタッキー23.9%となっており、首位と次点で差が大き
く開いている傾向にある。

以上のことから、マクドナルドのケータイクーポンが圧倒的に利用されている。

3.ファーストフード3社の高付加価値ハンバーガーの認知度・食事経験・リピ
ート意向

ファーストフード3社の高付加価値ハンバーガーについて認知率・食事経験、
食事意向について比較を行った。認知率、食事経験者割合に関してはマクドナ
ルドの 「クォーターパウンダー・チーズ」が最も高い傾向(認知率:86.5%、
食事経験者割合:44.8%)にある。食事経験者へのリピート意向を聞いた所、
モスバーガーの「とびきりハンバーグサンド」が最も高く、77.2%。また、食
事未経験者へ食事意向を聞いた所、モスバーガーの「とびきりハンバーグサン
ド」が最も高く、77.0%となっている。

4.最も食べてみたいファーストフード3社の高付加価値ハンバーガー【食事経
験有無別】

ファーストフード3社の高付加価値ハンバーガーのうちどれを食べてみたいの
かを食事経験者別に比較を行った結果「クォーターパウンダー・チーズ」の食
事経験有無での差はほとんどなかったが、その他の2つの高付加価値ハンバー
ガーでは食事経験有無により違いが見られた。

「絶品チーズバーガー」は食事経験者よりも食事未経験者のほうが、食事意向
が高い結果となった。また、「とびきりハンバーグサンド」では食事経験者の
ほうが食事未経験者に比べて、食事意向が高い傾向にある。
※各社の高付加価値ハンバーガーを食べたいと回答した方のみで数値を算出

5.最も食べてみたいファーストフード3社の高付加価値ハンバーガーの選択理由

最も食べてみたいハンバーガーの選択理由に関しては商品毎に特性の違いが見
られた。「クォーターパウンダー・チーズ」では『ボリューム感』『よく利用
するお店の商品』『肉の味が前面に引きだっているから』が上位3要因。
「絶品チーズバーガー」は『濃厚な味わい』『味付けが自分にあっている』、
『肉の味が前面に引きだっているから』と続いている。また、「とびきりハン
バーグサンド」では『国産牛肉の利用』『肉の味が前面に引きだっているから』
『ボリューム感があるから』と続いている。

○本件に関するお問合せ先:株式会社 mediba(メディーバ)
マーケティング部広報グループ 野尻 TEL:03-5572-7566
リサーチビジネス部 坂本・加藤 TEL:03-5572-7578

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905122759
株式会社共同通信PRワイヤー

■ カリブ海パイナップルのチューハイが期間限定で登場

宝酒造株式会社は、“タカラCANチューハイ「直搾り」”シリーズから、期間
限定フレーバー「パイナップル」を5月26日(火)より全国で新発売します。
アルコール分は5%、350mlおよび500ml缶入りで、参考小売価格は350mlが141円
500mlが191円(いずれも消費税抜き)です。

“タカラCANチューハイ「直搾り」”は、果実を搾ってから透明化処理や濃縮
還元を行わない「ストレート混濁果汁」を使用することで、居酒屋の手搾りチ
ューハイのようなみずみずしい味わいを追求した本物の果汁感チューハイです。

今回新発売する“タカラCANチューハイ「直搾り「パイナップル」”は、手摘
みしたパイナップルを半分に切って、果肉を丁寧に搾る製法により、パイナッ
プル本来の味わいがお楽しみいただけるチューハイです。カリブ海パイナップ
ルは、爽やかな甘酸っぱさとトロピカルな香りが楽しめる、果実本来の味わい
を追求した「直搾り」シリーズにぴったりのフレーバーです。

○この件に関するお問い合わせ先:宝酒造株式会社 広報課
TEL 075-241-5122(ダイヤルイン) TEL 03-3278-8460(ダイヤルイン)

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905072668
株式会社共同通信PRワイヤー

■ 20-50代女性4,030人に「食事の実態」について聞きました

株式会社千趣会が運営するベルメゾン生活スタイル研究所では、このたび
“食事の実態”について、スタイルモニター4,030人に聞きました。

景気低迷が続き、さらなる節約志向の高まりが食生活にも影響を及ぼしていま
す。そんな中、食事を作る人は節約をしながらも家族や自分自身の健康を考え
日々工夫を凝らしています。また『食事』は、家族とのコミュニケーションを
はかる大切な役割も果たしています。現状においては、3食の中で『家族が揃
う』『準備に最も時間がかけられる』という理由から夕食が重視されています
が、一方で、まだまだ少数派ではあるものの、「本当は朝を重視したい」「朝
にもっとしっかり食べたい」などの意見も見られます。今後は、朝食やブラン
チを重視する人も増えていくのではないでしょうか。

○1日3食とっている、平日88.1%、休日77.1%
1日に3食とっているかどうかは、子どもの有無で差がでています。子どものい
る人は、平日休日を問わず約9割が1日3食とっています。子どものいない人は
平日では約8割、休日になると約6割という結果。

○平日の夕食、家族全員がそろって食事をしているのは36.1%
家族全員そろって食事がとれるのは休日の夕食で72.0%、次いで休日の昼食54.1
%、休日の朝食47.7%、平日の夕食は36.1%で6食中(平日・休日の朝昼夕)4番
目という結果。

○最も重視している食事は休日の夕食(72.0%)
平日・休日に大差はなく、約7割の人が夕食を重視しています。ただ未既婚で
差が見られ、既婚者では夕食重視が8割弱、未婚者は半数前後にとどまってい
ます。夕食を重視する背景には、『家族全員がそろう』、『食事の準備に費や
す時間が比較的ある』などの理由があるようです。

○朝食、昼食、夕食以外で間食をとる人は85%
平日・休日に関わらず、85%の人はなんらかの間食をとっています。中でも、
昼食後から夕食までの間に間食をとる人が72.3%、そして3人に1人の割合で
夕食後にも間食をとっています。

なお、今回の調査結果について詳しくはベルメゾン生活スタイル研究所ホーム
ページ「くらしのたまご」ライブレポートをご覧ください。
http://www.kuratama.jp/report_live/053/live053.htm

○調査の方法:ベルメゾン生活スタイル研究所のスタイルモニターバンクに
登録している20~59歳の全国の女性で有効回答数は4,030人。インターネット
を使って2009年4月2日~4月6日に実施。

○この件に関するお問い合わせ先:株式会社千趣会
東京総務・広報部 東京広報チーム 加藤 浅川
TEL:03-5475-7511 FAX:03-5475-7516

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905142813
株式会社共同通信PRワイヤー

■ 「ifia JAPAN 2009(第14回国際食品素材/添加物展・会議)」に出展

日本製粉(株)は、5月20日(水)から22日(金)までの3日間、東京ビッグサイ
トで開催される「ifia JAPAN 2009(第14回国際食品素材/添加物展・会議)」
に出展します。期間中は、アマニやセラミドなどの各種業務用商品や家庭用健
康食品をご紹介するとともに、出展社プレゼンテーションも行います。

当社では、今年1月より「アマニプロジェクト」を本格始動し、アマニの認知
度向上と拡売につとめております。アマニには、私たちがふだん十分に摂取で
きていないn-3系脂肪酸、リグナン、食物せんいが豊富に含まれており、現代
人にとってまさに栄養の宝庫といえる食材。最近雑誌などで取り上げられる機
会も増えてきました。アマニをはじめ、機能性素材として食品や化粧品に幅広
く活用できる高純度のニップンセラミド、小麦関連素材など当社が自信をもっ
てご紹介する各種食品素材にぜひご注目ください。

○ifia JAPAN 2009(第14回国際食品素材/添加物展・会議)開催概要
開催日時:2009年5月20日(水)~22日(金) 10:00~17:00
開催場所:東京ビッグサイト 西1・2ホール(当社ブースはB416)
出展規模:348社   (前回実績)
来場規模:32,245人 (前回実績) ※併催のHFE JAPANとのニ展合計

○当社出展内容
出展商品
アマニ:ローストアマニ粒、ローストアマニ粉末、業務用アマニ油S、
アマニリグナン
セラミド:ニップンセラミドRPS、CP、RLG
パミス(参考出展)
小麦関連素材:ブランエース(小麦ふすま)、小麦胚芽、小麦若葉
家庭用健康食品:ローストアマニ粒、ローストアマニ粉末、アマニ油、
アマニゴールド、アマニ油&EPA、高麗人参シリーズ 他

○出展社プレゼンテーション(聴講は無料です)
「ニップンセラミド(植物性グルコシルセラミド)の皮膚保湿効果とその応用」
中央研究所機能性素材チーム 宮下留美子
5月20日(水)12:15~12:30、Room 4にて
「ニップンセラミド(植物性グルコシルセラミド)の食品機能性」
中央研究所機能性素材チーム 主幹 間 和彦
5月20日(水)12:30~12:45、Room 4にて
「アマニの3つの栄養成分と食品機能性」
中央研究所機能性素材チーム 福光 聡
5月22日(金)16:00~16:30、Room 4にて

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905182869
株式会社共同通信PRワイヤー

■ くるみの摂取が2型糖尿病患者に与える長期的効果
~多価不飽和脂肪酸の摂取量が増え、インスリン値が低下~

オーストラリアのウーロンゴン大学で発表された新しい研究結果によると、
くるみなど適正な種類の脂肪を含む食品を毎日の食事に取り入れると、2型糖
尿病のための食事をコントロールするのに大きな助けとなることが明らかにな
りました。

オーストラリアでは2009年4月8日に、『ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ク
リニカル・ニュートリション誌(The European Journal of Clinical Nutrition)
-電子情報管理番号 doi:10.1038/ejcn2009.19』にて発表され、インスリン治
療を受けていない過体重の成人糖尿病患者50名に、ウーロンゴン大学スマート
フーズセンター所長のリンダ・タプセル教授の指導の下1年間、バランスの取
れた低脂肪食を摂らせました。その結果、1日30gのくるみを摂取した群は、低
脂肪食のみを摂った群と比べて食事に由来する良質脂肪の摂取量が多かったこ
とがわかりました。

両群ともに健康的な食事を摂り飽和脂肪の摂取量は抑えられていましたが、く
るみを摂取した群のほうが不飽和脂肪の摂取量が多くなり、効果のほとんどは
最初の3ヶ月に観察されました。タプセル教授は、「くるみから食物繊維やビ
タミンEなどの抗酸化活性をもつ成分も摂れ、くるみ群はインスリン値の改善
も示したことは、食事に良質の脂肪が含まれていたことによる可能性がある」
と説明しています。これによりくるみを含む食事は、インスリン抵抗性の問題
に体が対処するのを助ける働きがあるとの以前の教授の研究結果を裏付けるも
のであると言えます。

さらに、タプセル教授は「バランスの取れた食事」という言葉の裏には重大な
要素があることに注目しています。「低脂肪の食事を摂るのはよいことだが、
適正な種類の脂肪の供給源となる重要な食品(今回のケースではくるみ)を取
り入れることも重要である」と言っています。厚生労働省がすすめる健康日本
21の中でも、質と量を考慮した上でのバランスのいい食事をとる国民の増加を
目指しています。

論文の概要については下記のアドレスにてご覧になれます。(英文のみ)
http://www.nature.com/ejcn/journal/vaop/ncurrent/abs/ejcn200919a.html

この研究論文及び、リンダ・タプセル教授に対する取材をご希望の方は下記ま
でご連絡ください。
○本件に関するお問合せ:カリフォルニア くるみ協会 日本代表事務所
担当:猪瀬 典子(管理栄養士)
TEL:03-3505-6204 FAX:03-3505-6353
URL: http://www.californiakurumi.jp/

研究論文の概要
The European Journal of Clinical Nutrition
電子情報管理番号Doi:10.1038/ejcn.2009.19(2009年4月8日)
『くるみの多価不飽和脂肪酸(n-3系脂肪酸)の増量が2型糖尿病感謝の代謝
パラメータに与える長期効果』

(背景)大半の食事介入は短期的には代謝に効果がありますが、長期的な効果
を得るには、食事から得る脂肪の変更により身体組成とインスリン作用に影響
を与える必要があると考えられます。本試験では、くるみの摂取による多価不
飽和脂肪酸(n-3系脂肪酸)の持続的摂取が2型糖尿病患者の代謝の結果にもた
らす影響が調べられました。

(方法) インスリン治療を受けていない過体重の成人糖尿病患者50名(平均
年齢54±8.7歳)を、1年間にわたり体重維持を目標とした低脂肪食の指導を受
けた後、1日30gのくるみを摂取する群(くるみ群)と摂取しない群(対照群)
に無作為に分けました。両群ともに約2,000kcal、脂肪30%としました。摂取期
間中に、身体計測値(体重、体脂肪、内臓脂 肪組織)と糖尿病の臨床指標の
変化の群間差を評価しました。

(結果) くるみ群は対照群と比べて多価不飽和脂肪酸(オメガ3脂肪酸)の摂
取量が有意に多くなりました。この結果はくるみ摂取によるものと考えられま
す(12カ月目には食事から摂取される全体の多価不飽和脂肪酸の67%を占めま
した)。ほとんどの効果が摂取期間の最初の3カ月間に認められました。

食事は体重維持を目標としていましたが、両群とも1~2kgの体重減量を示し、
群間差はありませんでした。どちらも、トリアシルグリセロール(中性脂肪の
一種)値を除くすべての臨床パラメータが改善し、有意な時間効果を示しまし
た。トリアシルグリセロール値はもともと正常値をわずかに上回る程度でした。
くるみ群は空腹時インスリン値が有意に低下し、その効果は主に最初の3カ月
にみられました。

(結論) 食事から摂取する脂肪については、くるみなどのホールフードを使
ってコントロールすることが可能で、それにより空腹時インスリン値を低下さ
せることができます。長期効果もあると思われますが、疾患経過に変化がない
場合でも食事摂取の変化から影響を受けやすいと考えられます。

○本件に関するお問合せ:カリフォルニア くるみ協会 日本代表事務所
担当:猪瀬 典子(管理栄養士)
TEL:03-3505-6204 FAX:03-3505-6353
URL: http://www.californiakurumi.jp/

■ くるみの使用量が1.4倍に “くるみパン”がおいしくリニューアル

ベーカリーのリトルマーメイドは、全国約400店舗で、5月1日(金)よりカリ
フォルニアくるみの使用量を1.4倍に増量したリニューアルくるみパンを販売
しています。

リニューアルしたくるみパンは、「大きなくるみパン」(480円)、「くるみ
パン」(260円)と「くるみロール」(120円)の3種類。さらに今回の増量リ
ニューアルを記念して、もう一つ新しいサイズの「くるみパン(大)」(420
円)も登場しました。4種類のパンの特長は、カリフォルニアくるみの使用量
が1.4倍に増えたことで、どの部分を食べてもくるみを味わうことができるほ
か、生地にブラウンシュガーを使うことで、コクも加わりました。

今回は新しい食べ方としてスライスしたくるみパンをトーストし、クリーム
チーズと合わせた朝食スタイルを提案しています。トーストすることでさら
にくるみの香ばしさと、サクッとした食感が楽しめます。

さらに、「くるみ粒あん」(170円)と「プチクリームクルミ」(90円)も新
商品として発売し人気を博しています。

なお、5月16日から31日までの16日間に、各店舗(一部実施していない店舗あ
り)にて“特大くるみパン”重量当てクイズを実施中です。対象のくるみパン
をお買い上げのお客様に1枚応募券が配布され、応募期間終了後に、各店毎に
重量が当たっている人、近い人順に抽選で60名様にオリジナルジャムなどをプ
レゼントいたします。

○本件に関するお問合せ:
カリフォルニア くるみ協会 日本マーケティング事務所
担当:伊藤 大輔/猪瀬 典子(管理栄養士)
TEL:03-3505-6204、FAX:03-3505-6353
URL: http://www.californiakurumi.jp/

株式会社マーメイドベーカリーパートナーズ 広報担当 桑原 忍
TEL:090-7893-3348、FAX:03-5774-6932
URL: http://www.littlemermaid.jp/

■ “宝焼酎のお茶割り”シリーズから「宝焼酎のやわらか麦茶割り」 新発売

宝酒造株式会社は、“宝焼酎のお茶割り”シリーズから、期間限定で「宝焼酎
のやわらか麦茶割り」を6月9日(火)より全国で新発売します。アルコール分は
4%、335ml缶入りで、参考小売価格は141円(消費税抜き)です。

“宝焼酎のやわらか麦茶割り”は、伝統の宝焼酎を使用した本格的ですっきり
とした無炭酸のソフトアルコール飲料です。原料の麦には国産六条大麦を使用
し、麦本来の香ばしさを楽しめるような味わいに仕上げました。糖類ゼロ、香
料、着色料不使用で、消費者の健康志向に対応した安心・安全の酒質設計です。

○この件に関するお問い合わせ先:宝酒造株式会社 広報課
TEL 075-241-5122(ダイヤルイン)
TEL 03-3278-8460(ダイヤルイン)

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905142817
株式会社共同通信PRワイヤー

■ 辛口チューハイ~TaKaRa「焼酎ハイボール」ゆず新発売

宝酒造株式会社は、“TaKaRa「焼酎ハイボール」”シリーズから、新フレー
バー「ゆず」を数量限定で6月9日(火)より全国で新発売します。アルコール分
は7%、350ml缶入りで、参考小売価格は141円(消費税抜き)です。

「甘味料0」「糖質80%オフ」で、スッキリドライな味わいが特長の“TaKaRa
「焼酎ハイボール」”は、チューハイにドライな味わいと飲みごたえを求める
辛口系ユーザーや、健康志向のユーザーから高い評価をいただいています。

今回、新発売する“TaKaRa「焼酎ハイボール」「ゆず」”は、和柑橘ゆずの
爽やかな酸味とさっぱりとした味わいが楽しめるチューハイです。宝焼酎を
ベースに使用し、アルコール分7%で飲みごたえのある味わいに仕上げていま
す。

○この件に関するお問い合わせ先:宝酒造株式会社 広報課
TEL 075-241-5122(ダイヤルイン) TEL 03-3278-8460(ダイヤルイン)

本リリースの詳細は
http://prw.kyodonews.jp/press/release.do?r=200905142820
株式会社共同通信PRワイヤー

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● 王利彰のレストランチェック———————————–■□

今週から数回に分けてイタリア南部の州プーリアの旅の報告をいたします。
報告は同行していただいた名古屋文理大学教授の石川秀憲先生にお願いいたし
ました。

■ 「美味しいプーリアツアー 2009」報告1 石川秀憲

5月2日(土)出発日  17時間の旅
fsproメーリングリストの第2回目の海外ツアーは、世界中が不安に揺れる「新
型インフルエンザ」騒動の真っ只中に実施されることになりました。一行は
fspro関係者9人とダ・プーリアの大橋美奈子さんのご両親はじめ、お母さんが
主催される料理塾関係者10人の合計19人。

成田を午後1時20分のアリタリア・イタリア航空でローマまで12時間。ローマ
から乗り継ぎでプーリア州の州都「バーリ Bari」まで1時間が空路。バーリ
の空港から宿舎のマルティナ・フランカ Martina Francaの「パークホテル・
サン・ミケ―レ Park Hoter S.Michele」

Park Hotel San Michele | Hotel 4 Stelle Martina Franca

までがバスとなりました。ローマで乗り継ぎが1時間遅れて、バーリに着いた
のは現地時間の夜10時過ぎでした。バーリの空港で、ジョバンニさん、大橋美
奈子さんご夫婦と一人娘のネネちゃん、そして多くの親戚の方々に出迎えられ
ました。大型バスに荷物を積み込み、早速マルティナ・フランカへ向かいます。
1時間30分ほどの予定です。1時間も到着が遅れたのですが、大橋さんによれば
「荷物のトラブルもなく、1時間程度の遅れで着いたのだからラッキーです。
みなさんも、日本時間、イタリア時間、そしてプーリア時間へと徐々に時間感
覚が長くなるでしょう」ということでした。

途中、ライトアップされて夜空にくっきりと浮かんだ城塞都市を通り抜けてい
きます。幻想的なその光景は、長旅の疲れと睡魔に襲われている一行には(少
なくとも私には)、現実とは思えないほどの美しさでした。「円形の場所とい
う意味のロコロトンドLocorotondoという街です」という大橋さんの解説も、
子守歌になってしまいます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Locorotondo
http://www.comune.locorotondo.ba.it/flex/cm/pages/ServeBLOB.php/L/IT/
IDPagina/1

ホテルに到着したのは、現地時間で5月2日の深夜11時30分近く、日本時間では
5月3日の早朝6時半近く。成田を飛び立ってから17時間余の長旅でした。

5月3日(日) 2日目
イトリアの谷、白亜の街、マッセリーア(アグリツーリズモ)、洞窟レストラ
ン、迷宮の名店

ブッフェスタイルの朝食の後、ツアー日程の説明と顔合わせのミーティング。
10時少し前に大型バスで出発。ホテルのあるマルティナ・フランカは、イタリ
アでも屈指の美しい景観といわれる「イトリアの谷」の西側、海抜400メート
ル超の丘陵地帯にある4万2,000人ほどの町。町の東側から谷におり、谷の東南
側の丘陵地帯にあるオスト-ニ(Ostuni)の町に向かいます。

イトリアの谷には、緑豊かな牧草地やブドウ畑が広がり、濃い緑の葉を茂らせ
たオリーブの木々が至る所に根を張っている。そして、暗灰色のとんがり屋根
と白い壁のトゥルーリと呼ばれる石造りの建物が畑や木々の間の点在し、静か
なたたずまいの田園風景が広がる窪地です。この光景に心を奪われる人がヨー
ロッパ中に数多くいて、トゥルーリを購入して住み着く人も少なくないといい
ます。ただ、トゥルーリ熱もようやく天井近くになっているとのことです。
(トゥルーリの詳しい解説は「南イタリア プーリアへの旅」木下やよい著、
小学館発行を参照)

10時30分に、オストーニ Ostuniの新市街に着き、大型バスを降りて徒歩で旧
市街に向かいます。旧市街入口の前にオストーニ最大の広場を擁する市庁舎が
あり、その広場のはずれ地下に、古代ローマ時代の遺跡が発掘されていました。
旧市街の入口はかなり急な細い坂道になっています。この町は毎年5月から6月
にかけて宗教関係の建物以外は全て白く塗られます。石と石の間から水や虫が
入らないようにするためと、もちろん美しい景観を維持するためでしょう。

今回訪ねた町の旧市街は、いずれも教会を軸に市街が造られていました。オス
トーニも例外に漏れず、急勾配の丘に細い石畳の路地で結ばれてびっしりと石
造りの建物が建てられています。中には、人一人が通れるほどの細道や路地が
急な階段になっているところもあります。まさに迷宮で、真ん中の道から外れ
たら、案内がなければ出られなくなること確実でしょう。そして、旧市街のは
ずれが急斜面になっていて、一気に平野部に落ち込んでいます。平野はこんも
りとしたオリーブの林が広がっていて、その先がアドリア海です。オリーブの
林は「森や林とはちょっと違う雰囲気で、私はオリーブの海といっています」
と大橋さん。
http://www.comune.ostuni.br.it/

1時間ほどの探訪の後、バスで10分ほどのオリーブの海にある「マッセリーア
・アショーノ(アショーノ農園)Maseria Asciano」に向かいます。広々とし
た屋敷とオリーブオイルの生産施設などの他、別棟で宿泊施設を持っています。
その背後には、広大なオリーブ畑が広がっていました(マッセリーアの期限は
古代ローマにさかのぼります。詳しくは前述の本でどうぞ)。現在、2000軒ほ
どあるといわれますが、「農の館」ともいうもので「アグロツーリズモ」とい
われ、多くがレストラン、宿泊施設などをもち、オリーブ他の農産物の生産も
しているようです。

Home

アショーノ農園でオリーブオイルの試飲をしました。旧い木のオリーブで絞ら
れたものと比較的若い木の実から絞られたものを比べましたが、ドルチェと呼
ばれる旧いもののほうがまろやかな味わいでした。

13時に農園を出て、海岸沿いを北上しポリニャーノ・アマーレというアドリア
海沿いの町に向かいます。1時間ほどで到着。ここでは、かつての封建領主が
所有していたアドリア海に面した崖の洞窟で、現在は四つ星ホテルが建てられ
そのメインダイニングとなっているレストランを訪ねます。レストランの営業
は夏期だけです。ホテルもレストランも洞窟の名前をそのまま取って「グロッ
タ・パッツェーゼ La Grotta Palazzese」。多少肌寒いこともあって、レス
トランはわれわれ一行だけの貸し切り状態という贅沢さです。
http://www.grottapalazzese.it/
http://www.grottapalazzese.it/sito/eng/fullscreen.html

キリッとした白ワインを飲みながら、サバのポワレと空豆のピューレ 青菜炒
め添え、ムール貝などの貝のパエリア風、手長エビとエビと白身魚のフリッタ
ー、生野菜サラダ、という昼食となりました。アドリア海を眼前にしたとても
贅沢な食事です。

食後、この町の中心あたりを散策。町で評判のジェラートの店で口直しです。
18時20分、ポリニャーノ・アマーレを出発して、マルティナ・フランカへ戻る
道を取ります。今夜のディナーは、旧市街にある店です。日曜日のためお休み
ですが、われわれのために特別に開けてくれました。全て、ジョバンニ、大橋
美奈子ご夫妻の力です。

いったんホテルに戻り、身ごしらえをして旧市街に行きます。ここも、やはり
迷宮の町です。夕闇が濃くなっていることもあり、ただただ彼ら二人のあとを
はぐれないように着いていくだけでした。やがて狭い路地の一画にあるその店
の入口に着きました。
女性シェフのその店は「チャコ」。
http://www.ristoranteciacco.it/

20時少し前に夕食がスタート。前菜が、地元特産のフレッシュチーズ、生ハム
焼アーティチョーク、その他。メインが、2種類のパスタで一つはこの地方特
有の耳の形をした全粒粉パスタのラグーソース、もうひとつがドライトマトと
きのこ、ソーセージを入れたフリチェッリパスタ。デザートに、リコッタチー
ズのムースとカスタードクリームとアマレーナチェリーのボノコット。最後に
小菓子。

21時40分過ぎに夕食終了。歩いてホテルに戻りましたが、お腹の重さと足腰の
重さ、そして昼間からのワイン攻勢ですっかりお休みモードになってしまいま
した。今日の贅沢なスケジュールに、明日への期待で一杯の胸を抱えて夢路
に入りました。

写真は、別の方法でごらんいただけるよう、工夫いたします。
(続く)
<文責/石川秀憲>

石川秀憲先生 略歴
長年商業界飲食店経営、ファッション販売、などで編集長を務め、2009年4月
より名古屋文理大学健康生活学部フードビジネス学科教授。農業や漁業などの
産地から、流通過程、外食産業での消費に至る全過程を研究されています。
http://www.nagoya-bunri.ac.jp/cgi-bin/teacher/index.cgi?gakka=

<編集長王利彰のコメント>
今回のイタリアプーリア旅行の紀行文はアグリツーリズモの本場イタリア・プ
ーリアということで、農業や漁業などの産地に詳しい石川先生にお願いいたし
ました。私は補足として旅行の印象を述べさせていただきます。

さて、今回のイタリア・プーリアツアーは直前の新型インフルエンザ発生によ
り大騒動になり、食品メーカーの方やコンサルタントの方は仕事柄キャンセル
をせざるを得ない状況でした。私は人口の集中した日本よりも安全だと思い、
旅行を強行することにしました。

さて、イタリアまではアリタリア・イタリア航空のローマ経由便を利用しまし
た。時間は12時間と米国ニューヨークまでと同じくらいの時間がかかります。
この不景気で航空会社の機内食もコストダウンしていると思い、成田空港でお
弁当を購入することにしました。

昨年10月にパリから帰国する際にオランダ・スキポール空港を利用し、そこの
寿司を購入してお腹の調子がすこぶる良かったことから、寿司を飛行機に持ち
込んで機内食の代わりに食べることにしました。今年の正月、台湾に行く際に
成田国際空港第2ターミナルを利用し寿司を購入しようと思ったら、第2ターミ
ナルには寿司屋がないことに驚きました。

今回も心配したのですが、第一ターミナルの増設部分、第3サテライトには寿
司屋がありました。
京辰 http://www.bbande.co.jp/kyotatsu/ というお店です。
持ち帰りの窓口も設け、メニューには英語も表記しています。店内の客の半分
以上が外国人の方でした。

まぐろづくし 3,045円とにぎり海(1.5人前)2,415円を注文しました。持ち
帰りには一応30分以内にお召し上がりくださいとあったので、搭乗直前に購入
しました。これが大成功、機内食の洋食はベンネのグラタン、ハムサラダ、和
食は鰻丼と煮物、この和食がひどくて食べられません。そこで、おもむろに寿
司を取り出し、白ワインと一緒にゆっくりと食べました。機内食の朝食も、フ
ルーツがなくてフォッカチオとハムのサンドイッチ、という簡素なものでした
ので、寿司をたらふく食べておいたおかげで助かりました。

ローマ空港では時間があり館内を拝見しましたが古い空港で見るべきレストラ
ンはありませんでしたが、カウンター方式のワインバーと軽食のお店はなかな
かお洒落でした。

1時間ほど遅れてプーリア州の州都バーリ空港に到着することになりました。
空港上空から見たバーリの街は照明で明るく照らされて、奇麗な夜景だったの
が印象的です。

到着後、バスで宿泊先の町マルティナ・フランカ Martine Francaに向かった
のですが、主要な道路には照明がきちんと設置され、ヘッドライトをつけない
でも走れるほど明るいのです。ドイツやフランスの道路が真っ暗なのに比べる
と大きな違いですね。また、訪問する大きな歴史のある都市は小高い丘に立地
しており、周囲を壁に囲まれているのですが、それがライトアップされ幻想的
な雰囲気です。照明の色は暖色系の温かい色で、それが白い石灰で真っ白に塗
りあげるプーリア地方の都市外観を、明るく照らしています。

初日の夕食、チャコ(Ciacco)での食事の後、夜遅く街を歩いてホテルまで帰
りましたが、夜遅いと言うのに街には人があふれるように歩いています。迷路
のように狭い道ですが、照明が煌々と点灯しているので安心して歩けます。ど
の古い街に行っても同じように照明が完備しているのが印象的でした。

ホテルに到着したのは22時過ぎでした。「今日はちょっと遅くなったけど明日
からはゆっくりとできるかな?」と思ったのが甘かったですね。翌日から毎晩
夕食終了が22時頃、ホテルへ帰るのが23時過ぎという、過酷な食べ歩きの旅程
が待っていたのです。

プーリア地方の情報に関しては、今回のツアーをコーディネートしていただい
た、ジョヴァンニ・パンノフィーノさんと大橋美奈子さん 御夫妻のHP
http://www.da-puglia.com/
をご覧ください。

また、プーリア関係のブログは多いのですが中でも以下のブログは写真が豊富
なので街の雰囲気をご覧ください。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~circus/italia/puglia/pugliaguide/pugliaguide1
.html

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