この本を手に取って、正直参ったなあと思いました。
このコラムを書きだして6年ですが、情報源はテレビや新聞など様々な媒体で
す。書くときに決めているのは、必ず自分で体験したことを書こうという点で
す。
ネットや食べログなどの情報を探すのは簡単なのですが、やはり自分が体験し
たことのないことは書けないなあと感じています。
さて、この『九州の喫茶案内』が困ったことに、紹介したい喫茶店が並んでい
るのです。既に、いくつかの店は紹介しています。既に閉店したところや、マ
スターが亡くなった店もあります。
そして佳い店を紹介しているのです。そしてそこに足を運び、話を聞いて、執
筆されているのです。この方、本当にコーヒー好き、喫茶店好きなんだろうな
あと思います。九州各県で選び抜いて60店舗。もちろんもっと喫茶店はありま
すが、今回は自家焙煎やドリップに力の入った店を選んでいます。
これからfood104で喫茶店を紹介する際には、この本に載っていないところを
選ばないと駄目なのだろうなあ。となると、なかなか大変なことだなあ。いや
あ、本当に良い店が並んでいるのです。
出版は、福岡市で拘った本を出し続けている、書肆侃侃房さん。Webショップ
でも、アマゾンでも買えます。
「九州喫茶案内」小坂章子 著
http://www.kankanbou.com/books/cafe/0436