2005.02.02号
■ 「ソニック」が新メニュー開発

オクラホマ・シティに本社を置く「ソニック・アメリカス・ドライブイン」
(Sonic America's Drive-In)は現在フランチャイズ加盟店も含め、2,917店
舗を南部中心に展開しております。創業は1953年とマクドナルドよりも数年早
い老舗ハンバーガーチェーンです。

当時流行っていたドライブイン・レストランはカーホップという、メニューボ
ードの前に車を止めハンバーガーを注文すると、ローラースケートをはいたウ
エイトレスが運んでくると言うスピーディーなサービスが売り物でした。しか
し、そのドライブインは不良のたまり場になるという問題を抱え、マクドナル
ドはカーホップではなく、カウンターで客が注文をするセルフサービス・シス
テムにしました。また、可愛いウエイトレスを目当てに来る若者を避けるため
にカウンターは男性だけにするという工夫をこらしました。そのマクドナルド
のようなセルフサービスのスタイルはやがてファスト・フードという業態とな
りハンバーガーショップの定番となり、カーホップサービスは廃れていきまし
た。

しかし、このカーホップと言うスタイルを最初に開発した老舗ハンバーガーチ
ェーンのソニックは、その古典的なスタイルのカーホップサービスを守り、店
舗網を広げているのです。車をメニューボードの前に止め、ハンバーガー等を
注文すれば、サーバーがローラースケートで食事を運んできてくれる姿は創業
時のままです。そのスピーディーなサービスがかえって新鮮に感じられるため
か出店を増やしています。新年度に入り、メキシコを含めて2007年までに200
店舗の増加を決めているのです。

「ソニック」は前期決算の増収・増益の追い風に乗って元旦からテレビ・スポ
ットに新メニューを一気に流し始め、その好結果がすでに現れ始めています。
新商品は、Philly Cheese Steak Toaster Sandwich,Steak/Egg Burrito,など
です。健康志向のお客様には、Carb-Friendly Whole Wheat Tortilla,Fresh
Tastes Salad,Low Calorie Diet、Cherry Limeadeなどが人気です。

従来からのソニック・バーガー、ベーコンバーガー、ハラペニョ・チーズバー
ガー、トースター・チキンサンドイッチ、などの定番は良く売れています。
平均客単価は6ドルですが、総売上の12%は朝食で占めているのが強みになっ
てきました。弱かった朝食を2003年度からテレビ・ラジオで販促を強化し朝食
の売上は向上しました。広告の強化の効果だけでなく、お客様からの高い評価
による口コミが売上に大きく貢献していると同社のCEOのクリフ・ハドソン氏
は述べています。カーホップサービスを開発したドライブイン名称の発祥とし
て、その維持を誇っているのが「ソニック」です。
http://www.sonicdrivein.com/

○筆者撮影のアルバム
http://www.photohighway.co.jp/AlbumPage.asp?un=9181&key=1564484&m=0