人口密集の繁華街を狙って出店するグルメ店で、限られたスペースを如何に効
率的に使うかを徹底的に考えた店と言え、この点でも日本の大都市などで家賃
の高い地域の店作りと共通するものがあります。小さな店舗面積の中で、精肉
・鮮魚コーナー、デリカテッセンコーナー、サラダバーコーナー、パンとお菓
子のコーナー等々、相当に押し込んだ感じでもあります。床面以外に空いたス
ペースはほとんど見当らず、天井や壁も商品で埋め尽くされますが、窮屈さを
感じさせずに買い物を楽しませる店でもあります。

エデンではフラッグシップの14St.店に大きな寿司コーナーがあり、全店で売
られるパック寿司もそこで作っていました。最近のニューヨークの食品店では
ほとんどの店でパック寿司を扱い、それらはアメリカ人にも非常に好まれてい
ます。最近の傾向では、多く食品店内の小さな寿司コーナーでも寿司職人(風
)を置き、作りたてを販売するようになりました。事実アメリカ人の通常の食
事に寿司が食べられ、人が集まるパーティーやレセプションで寿司が用意され
ない亊が希になってきました。それだけニューヨーカーは寿司を食べる機会が
増えたわけです。
エデンの寿司コーナーは、それ以外の食品の充実に対しては少々貧弱でありま
したが、最近のニューヨーカーのニーズを反映して、日本から進出の「大手寿
司チェーン、ちよだ鮨」と提携しました。ブロードウェイ店では寿司のコーナ
ー全体をちよだ鮨NY店に任せ、我々日本人の目から見ても「これならランチ
や晩ご飯に食べたい」と思う種類の寿司や弁当を扱う様になりました。エデン
幹部の話しでは、今後エデンの他の店でも寿司を充実する為にちよだ鮨に運営
代行を依頼するとの亊でした。これは競合するホールフーズの寿司コーナーの
充実等にも対抗する手段であり、今後のニューヨークグルメのトレンドにも合
致します。
(つづく)
|