○ニューヨーク一番のステーキハウスのハンバーガー
ニューヨークで最高のステーキハウスはどこかというと、マンハッタンから離
れたブルックリンの倉庫街にあるピーター・ルーガー(Peter Luger)です。
なぜ言い切れるかというと、レストランガイドの「ザガット」のステーキハウ
スのカテゴリーでは、ここが20年間連続トップになっているからです。
筆者は食べ物だけでなくあらゆるものについて、人の話や噂だけでは信じるこ
とが出来ず、自身で確認するまでは人にお話ししたり、ましてや書くことは絶
対に出来ません。従って、ステーキハウスもほとんど全ての有名店を含む相当
数の店へ行っていますが、この本場ニューヨーク(と言われる)のステーキハ
ウスでは、ミディアム・レアーの注文に正確に答えてくれる店すら少ないのが
現状で、合格ステーキハウスはごく数店しかありませんでした。
高級ステーキ店ではプライム肉(グレード)の21日熟成(エージングという)
等を使うことがごく普通であるにも関わらず、それを疑うようなまずい肉を出
す時があります(肉より調理法というべきか)。その点においても、ピーター
・ルーガーでは一切手抜きが無く、裏切られたことがありません。
ステーキはTボーンを白い耐熱皿で焼いてあり、肉汁たっぷりで出されます。
2〜4人前で注文し、1人前はありません。Tボーンステーキはキッチンで切り
分けてあり、肉汁を掛けながら食べ、ナイフと格闘して食べる(硬い肉を出す
店が多い)必要もなく、最後まで温かく食べられます(食べ残しの肉と骨は翌
日にカレーなどを作す)。1人前が欲しい場合はヒレ肉、リブアイ肉等を注文
することになります。
本来ならステーキのことをもっと書きたいところですが、今回はこの店のハン
バーガーを書かせて頂きます。客単価の計算や割り当てのひき肉の量などの理
由か、ハンバーガーはランチのみのメニューになっています。このハンバーガ
ーだけだと$4.95と非常にリーズナブルですが、揚げたてフレンチフライと新
鮮で手の掛かったサラダ等を頼むと、バッチリ高級レストランのランチ価格に
なってしまいます。
ピーター・ルーガーはニューヨークで一番のステーキハウスですから、肉のレ
ベルを比較した場合に、これを超える肉質は他のどのレストランにもないと考
えます。そのステーキ用の肉を使って作るハンバーガーですから、これも美味
しくジューシーであって当然です。味付けは非常に薄く、特製のステーキソー
スと合わせて完璧なものになります。
ここのステーキソースが野菜ベースの絶妙な味で、ステーキだけでなくパンに
もサラダにも付けて食べたくなるものです。事実ほとんどの客がそうしていま
す。このステーキソースは商品化していて、この店だけでなく市内と周辺の食
品店でも売られています。
ニューヨークとその周辺のハンバーガー店では、これ以外にもファッドロッカ
ー(Fuddruckers)や前出のA&W、3大チェーンに続くチェーンなどがあり、
ニューヨーク特有の店で話題に上がっている、興味深くて美味しい店が沢山あ
ります。その他では、水牛やオーストリッチを使ったパテなど健康志向のバー
ガーを扱う店も増えてきています。バンズの替わりにピタパンなどを使う店も
あり、特徴を持った店は沢山あります。西海岸方面に行くと非常に人気が高い
In-n-Out Burger等もあり、それらはまた次の機会に書かせていただきます。
(つづく)
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