2004.3.10号
Vol. 20 大衆化100年、米国のハンバーガーの歴史といま(9)

○どこで食べる?ハンバーガー
ハンバーガーは特に70年〜80年代にかけて、フランチャイズ方式で全米だけで
なく全世界に一気に広まったアメリカを代表する食べ物であると言えます。調
理のしかたも、炭焼き、直火焼き、鉄板焼き、両面同時焼き、スチーム調理、
パティに何を練り込むか、挽肉に塩コショウだけなのか。ソースはケチャップ、
マスタード、マヨネーズ、チリ、最近では照焼きソースなどが選択に入ります。
世界中に進出しましたから、エスニック風もあるだろうし、日本特有のもので
はライスバーガー等、韓国などではピクルスの替わりにキムチ味等もあるので
しょう。

さて、私達がハンバーガーを食べる時に一番初めに考えるのは、ファストフー
ドの店かレストランに行こうかという選択です。ファストフードの場合はチェ
ーン店が主ですが、ローカル店でもなかなか美味しい店があります。また、レ
ストランに行くとなった場合は、更に広い選択が出て来ますが、この庶民的な
食べ物は通常ダイナー(というタイプ)か、コーヒーショップのような比較的
簡単で早いサービスの店を思い浮かべます。

ダイナーの場合は、日本で言う気楽な食堂に近いか、良く言えばファミリーレ
ストランのようなタイプになります。コーヒーショップといった場合は日本式
に喫茶店と思いがちですが、実はこれもやはりレストランです。ですからスタ
ーバックスのような店がアメリカに出来て、はじめてコーヒーショップが出来
たという亊になります。

ダイナーの語源は電車(又は機関車)の食堂車ですから、元々は廃車になった
電車やバスの車両を道路脇に置いて営業をしたのが始まりです。その証拠に今
でもダイナーの店の外壁はステンレスやアルミ等でできており、電車のような
四角い窓を使っている店構えが非常に多く残っています。

そうした理由もあり、今回の調査では特殊で高価格なレストランではなく普通
のハンバーガー店等を中心に取り上げる亊にしました。事実「コーベビーフ」
等の高価なハンバーガーはしつこ過ぎると感じました。ローカルハンバーガー
店の良いところは、ファストフードであっても注文してから作るのが基本とい
うことです。勿論待たされますが、混んだマクドナルドでは、並ぶ時間だけで
場合によっては5〜10分ということもありますから、それなら作り立ての方が
良いという客も多いでしょう。(つづく)

→ Vol. 21