2004.3.03号
Vol. 19 大衆化100年、米国のハンバーガーの歴史といま(8)

○大手チェーンの台頭
50年代にドライブイン形式が衰退すると、前後して同様の食べ物をセルフサー
ビスの路面店で売るようになりました。これがマクドナルド(個人店)のそも

そものきっかけです。その後、1955年にマクドナルドはRay Krocをパートナー
にしてイリノイ州でチェーン店の1店目をオープンし、初日の売上げは$366.12
だったと記録されています。ハンバーガーの誕生と大衆化後の出来事では、マ
クドナルドのチェーン1店目開店が一番大きな出来事でしょう。

ご存知の通りマクドナルドは現在世界最大のハンバーガーチェーンであり、
119カ国に約3万店を持ち毎日4600万人の客がハンバーガー等を食べています。
人気商品のビッグマックは1968年に発売され、これはマクドナルドとハンバー
ガー業界にとって一番重要な商品開発になったものです。当時は49¢で売られ
たそうです。1979年にはハッピーミールを開発し、子供たちにとって一番人気
のランチになりました。商品開発では、他にもエッグマフィン(Egg
McMuffin)、チキンナゲット(Chicken McNuggets)などの人気商品を出して
いき、美味しくて楽しい店を作っていきました。

大手チェーン店ではバーガーキング、ウェンディーズが続きます。マクドナル
ドのセルフサービス・テイクアウトのコンセプトに対抗し、バーガーキングで
はイートインと網焼きのハンバーガーを売りにしました。後発のウェンディー
ズは注文を受けてからの調理と、冷凍パティを使わず電子レンジも加熱ランプ
も使わないと言うものでした。

ここ数年のスランプはありましたが、プレミアムサラダの開発や、ヨーグルト
パフェやボトル入りの水を扱う等の健康志向への見直しもあり、売上げも戻し
てきました。各社それぞれに商品開発や系列ブランドの開発を進めており、チ
キンを使ったメニューや、それをフライではなくグリルにしてファットやカロ
リーを下げたり、サラダドレッシングにもローカロリー化などが見られます。
3社の2002年のマーケットシェアーは、マクドナルド=42.7%、バーガーキン
グ=17.5%、ウェンディーズはシェアーを伸ばして14.4%になります。

大手チェーン店によるハンバーガーの値段競争は、止めることが出来ない状態
なので現在も続いていますが、少々落ち着いてきている模様です。現在ニュー
ヨークで一般的な$1(または99¢)メニューをみると、ウェンディーズはジ
ュニアバーガーとチキンナゲットが99¢、マクドナルドはダブルチーズバーガ
ーとチキンサンドイッチが$1と、各社サンドイッチ以外のサイドメニューで
も$1を競っています。
(つづく)


左からウェンディーズのジュニアバーガーとチキンナゲット、マクドナルドのダブルチーズバーガー、マックチキンサンド
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